プロジェクトでは、データソースだけでなく、引き出したアイデアや、データから得たテーマなどについての場所が必要です。ソース上で作業を行う場合、ソースについて考えるために既存および新規カテゴリを収集および検索することになります。
ノードは NVivo プロジェクト内でこれらのアイデアを収納する場所であり、ノードをサポートするソース内の証拠が含まれます。ノードを作成および検索することにより、データを元に考えをまとめ、より包括的な説明および解説を引き出します。
コーディングは、ノードに関連するソースの一部を指定するためのプロセスです。
NVivo には、プロジェクトで表現する可能性のある各種タイプのアイデアおよびコンセプトに合った各種タイプのノードが用意されています。
フリーノードは、プロジェクト内でコンセプト的に他のノードに関連しない「自由な」アイデアの入れ物として使用できます。プロジェクトが発展するにつれ、フリーノードはツリーノード内の論理的な場所に移動できます。
ツリーノードは、論理的に関連しており、階層構造 (カテゴリ、サブカテゴリ) に整理できるプロジェクト内のコンセプトおよびカテゴリを表すために使用できます。
ケースは、調査内のエンティティ (人、学校、機関、家族など) を表します。また、ケースに「属性」を使用して、質問したいエンティティの特性を記録することもできます。ツリーノードと同様、ケースも階層的に組織できます。
行列は、異なるノードのコンテンツがどのように互いに関連しているかを示すために使用できます。行列は、行列コーディングクエリを使用してデータをクエリすることによって作成し、表形式で表します。
関係は、プロジェクト内のアイテム間の関係について把握している内容や発見した内容を表します。
ほとんどの場合、インタビュー設問の主要分野または資料に関して事前に行った調査の結果として、ソースを検索する前にプロジェクトで表現したいテーマまたはトピックが決定してしまっています。しかし、ソース上で作業を進める上で、ノードとして表現したいさまざまなテーマまたはトピックがさらに見つかる場合もあります。